初めて会う人同士がひとつ屋根の下で共同生活をするシェアハウス。今まで身のまわりにいなかったタイプの人と出会うのはわくわくする体験ですね。その一方で、違う環境で育ってきた人同士が共に暮らすとなればさまざまな問題点も出てくるものです。一緒に生活する以上、問題はそのままにしておくわけにはいきません。ではシェアハウスですれ違いやトラブルが起きたときにはどうやって解決したらいいのでしょうか。アンケートをとって皆さんの意見を聞いてみました。
【質問】
シェアハウスで暮らす上での問題点、
どのように解決するべきだと思いますか?
【回答】
当事者で会議:76
メールやライン:7
我慢するのみ:7
その他:10
アンケートで最も多かった回答は「当事者で会議」で76パーセント。まさに正攻法ともいえそうですが…?
・とにかくお互いが納得いく形まで、話し合うことが解決する近道だから
(20代/女性/パートアルバイト)
・長く暮らしていくならある程度の我慢は必要だろうがどうしてもという所は話さなくてはならない
(30代/男性/自営業(個人事業主))
・あくまでも共同生活というわけですから、誰かが不満を感じていたら、生活しにくくなります。皆で話し合って解決するのも、共同生活ということなのではないかと思います。
(20代/男性/学生)
・シェアハウスの場合はすぐに当事者で会議を開いて決めると契約書で書かれていたからです。
(40代/男性/自営業(個人事業主))
納得のいかないことをそのまま放置してはわだかまりが高まる一方。やはり一度胸襟を開いて話し合う必要がある、という意見が多数を占めています。学校や職場とは違い、シェアハウスは生活の場ですからその場しのぎの対応ではダメ。根本的な解決が必要ということですね。
もし当事者だけで話がつかないときには、一緒に暮らす仲間にも話に加わってもらえるのがシェアハウスの良いところです。なかには契約書に明記されているところも!?やはり「話し合い」は問題解決の基本、ということでしょうか。
2番目に多かった意見は、それぞれ7パーセントと同数で「メールやライン」「我慢するのみ」となっています。
・面と向かっては言えないこともメールやラインなら言えることがあるから。
(40代/女性/会社員)
・みんなで集まって会議は難しいと思うので、メールやラインでやり取りし、さらにそれを文章データとして残します。
(30代/女性/無職)
・口に出してしまうと終わりになってしまうこともあるので、ある程度は我慢することが大切だと思います。
(20代/女性/学生)
・お互いに我慢することが大切だと思います。家賃の負担が軽くなるので許容すべきです。
(40代/男性/無職)
一緒に住んでいるのにメールやライン?と思う人もいるかもしれませんが、直接言うのがはばかられる場合は有効な手段かもしれません。全員が集まるための時間調整も不要ですし、テキストで残すことで後々言った・言わないのトラブルを防ぐこともできます。ただ場合によってはかえって相手の気に障ることもあるので注意が必要です。
「我慢する」というのはある程度は必要かもしれませんが、積もり積もってある日爆発ということになれば目も当てられません。家賃節約のためといっても我慢にも限度がありますから、やはり前向きに解決する方向で考えた方が良さそうですね。
それぞれに違った生活習慣を持つ人が共同で暮らすシェアハウス。当然、習慣の違いからトラブルも予想され、そのためにシェアハウスでの生活に踏み切れないという人もいるかもしれません。ですが腹を割って話し合い、問題解決をしていく中で理解が深まり、友情が培われるということもあります。それは「話し合いによる問題解決」を学ぶ絶好の場でもあるのです。こうしたことを経験しながら成長していけるというのも、シェアハウス生活の醍醐味の一つといえるのではないでしょうか。
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